治療のための実験をはじめてみようー実験6 ヨガ
ヨガは癌患者の再発を防ぐという実験結果があるよう。ストレスを排除することは、なかなか難しいので、ヨガを始めることにして1か月。それと同時に早めに帰宅する日を作る。1週間に1回、少なくとも私には良さそうに思う。始めて思うのは、日ごろ、ものすごい力を入れて生きていること。気づいた時には、口はぎゅっと噛みしめ、肩にもすごい力が入っている。左右のバランスも良くない。体と心の沁までゆっくりほぐすこと、一番、効果がありそうに思う。
治療のための実験をはじめてみようー実験5 記憶のタグの付け替え
辛い記憶のほとんどは、人間関係から引き起こされたものだ。負の記憶は、どういうわけだか何度も再生されてしまう。理不尽に存在を否定されるようなことは、生存本能にかかわるからかもしれない。しかし「最悪」というタグから、「良」「可」程度の付け替えを行うことはできる。決して最初から最悪な関係になろうと思って、人は人間関係を結ぶのではないはずだ。わずかでも楽しく、良い記憶もあるはずだ。良い記憶だけを残して、もっと自分のふさわしい人に出会い、そして笑みを浮かべてすれ違う。そのためには、敵前逃亡も悪くはない。がんばって、がんばって、自分が壊れる必要はないのだ。
「難病」に立ち向かうことに耐えられない時に
ひとりで「難病」に立ち向かう、つまりパートナーや両親、兄弟、子供、がいない人はどれくらいいるのだろうか。私は認知症の母一人。この人がいなくなれば、天涯孤独。ふと寅さんシリーズを見て、浅丘ルリ子が扮する売れない歌手、リリーの話を見て、あまりに自分と重なるので、笑ってしまった。
私はリリーと同じく、旅の空にあることも多く、私の歌(ではないが)を聞いてくれる人もいるのやら。少ない稼ぎのなかから、ありったけのお金を母につぎ込まねばならず、その身勝手さを自分がなぜ背負わねばならないのか時々わからなくなる。今も昔も夢を追いかけて、あがくように孤独に働く女性はごまんといる。寅さんは気楽なものだ。勝手をしても、病気になっても、地の果てまで駆けつけてくれる家族がいる。でもリリーさんと私にはいない。寅さんは結局あたたかい身内を守って、孤独な同志のようなフリをして、実は同志ではない。私が寅さんを全く好きになれないのは、この男のずるさゆえ。だからリリーも寅さんから去って、自分を愛してくれる寿司屋の女房になったのだね。後のシリーズでは彼女はまた流離いの旅に出て、寅さんと再会するのだけど。
リリーは晩年になって、結局、寅さんを看取ったのだろうか。私は恋をしたい、身を焦すような本気の恋をしたい、と言った彼女の願いはどこかでかなったのだろうか。現実には寅さんのような人のいない、孤独に耐えられないル女性に、案外と寅さんシリーズはほろ苦い、甘やかな時間をくれるように思う。とりあえず私は男としての寅さんは遠慮しておきたい。
プロラクチノーマ 原因考(3)
プロラクチノーマ罹患者のブログがいくつかあり、拝読させていただいた。その多くのケースが、大きなストレスやショッキングな出来事をつづっておられる。私もまた地獄のような日々に、苛まれてきた。まったくの素人考えで恐縮だが、脳下垂体がストレスに弱いこととプロラクチノーマには、何らかの因果関係があるのだろうと思って良いのだろう。
しかしながらストレスは個々人によって受け止め方が異なる。『夜と霧』ではないが、この世の地獄のような場にあっても精神を病まずにいられる人がいるからだ。なぜ差が出るのか。禅の考え方では、己が平常心を得られねば永遠に平穏が訪れることはない、という。この病はメンタル、心身ともに考えていくべきものなのではないだろうか。
かつて身内だった医療関係者は「患者さんを血や肉や部分として見るな、全体を見ろ」と言い続けていた人で、教え子は今もその言葉を思い出すという。それは患者自身にも言えることで「患部のみを考えるな、己自身を考えろ、そして己が変わらねば、何も変わることはない」と思うことが必要なのだろう。
治療のための実験をはじめてみようー実験3 栄養を考えるー
実はプロラクチノーマがわかる2か月ほど前から、食生活の見直しをしていたところだった。虫の知らせ?
まず脳下垂体に働きかけるとされる栄養素の筆頭格は、ビタミンE(http://www.skincare-univ.com/article/006494/)らしい。カボチャ、アーモンド、アボガド、植物油等に含まれる。4月頃から、えごま油、抹茶、ナッツ類は心がけて取るようにしているので、これは正解だったわけか。もう少し意識的に調整しよう。意外なことに、ニンニクも多いらしい。うなぎ、たらこも多いのなら、ちょっとうれしいかも。もちろん過ぎたるは及ばざるが如しだろうけれど、少しづつ、少しづつ、匍匐前進(ほふくってこんな漢字だったのね・・・)
副作用なのか、そうではないのか
朝食後の貧血のような状態となる。これは副作用なのか、食後低貧血なのか、わからない。そうして考えていくと、気候が安定しないことによる自律神経失調なのか、疲労なのか、副作用なのか、もはやわからない。いずれにせよペースを落とさなくてはならないのは確かなように思うが、仕事関連は人の一生にかかわることでもあるので手を休められないし、介護はノンストップ。
私が倒れれば、母と共倒れ。いや、もはや母の施設費のために働いているようなもので、客観的にみれば笑ってしまうほどギリギリの状況にあるのだろう。同じ御給料で仕事が明らかに少なく、遠距離で兄弟に見てもらっているのに堂々と介護という、そんな人をみていると、自分は要領が本当に悪いな、と思う。それでも何とか人生を手放さずに済むのは、仕事の性質と思う。私と同じく要領の悪い人ほど、その分、どこかで幸せを得てくれることに望みをつなげたいから。
プロラクチノーマ 原因(2)
プロラクチノーマの医学系の論文を読んで思うのは、原因解明の決定打がいまだないことだ。別分野の人間からして不思議なのは、患者一人一人のオーラル・ヒストリーがまったく記されないことだ。広く適応するデータとしては難しい側面があることはよくわかるし、そもそも対象者の話は雑多で、事実誤認も多いので、聞き取りは本当に消耗する。しかし我々の分野では雑多な部分もつなげていけば、新しい発見につながることもある。実際、様々な症例をかかえた大量の患者をさばく現場では無理だろうし、さらに患者にも心理的バイアスがかかる可能性が高い。遺伝・性格・後発的な生活習慣・ライフステージ等を含めたメタデータからの総合的な検討というのは、不可能なんだろうか。「さきがけ」などの研究費で進めることはできないんだろうか。まぁ12000人ぐらいでは、今一つアピール度にかけるかもしれないが・・・
というわけで、私のケースを考えてみた。どうやら性同一障害を抱えている方が、エストロゲン投与によって発症するケースがあるそうだ。量の多寡にかかわらず、感応性の高い人は発症するらしい。私のエストロゲン値は、まだ閉経値に至らず、かといって過剰に多いわけではない。ただ発症がわかる原因となった生理の乱れ(止まらない)は、4月後半にプラセンタサプリを飲み始めた時期と一致している。素人考えで、たった1月ほどで1㎝弱に腫瘍が成長するとは思えないが、サプリによってホルモンバランスの乱れが生じたことは、決して無関係ではないのでは?
もうひとつ、ストレスは誰にでもあるが、誰にも弱い部分があって、私は1月から3月にかけて、そこに致命傷となるようなストレスを受けた。
つまりホルモンバランスの乱れを引き起こすようなサプリ、ストレスは要因のひとつとして考えてもよいように思える。難しいことを書いてしまったが、要するにサプリも自然ではないもので、十分に気を付ける必要があること、ひどいストレスは可能なかぎり避けましょうということか・・・結論はとっても平凡。査読でつっかえされるレベル(笑)。