治療のための実験をはじめてみようー実験1 お風呂で悪口ー

プロラクチノーマの原因は不確かであるが、ストレスは何にせよ好ましくない。ところが私は愚痴をいうことや、おしゃべりはあまり得意ではない。では、どうすればよいか。マインド・フルネスもしてみたし、座禅も組んでみたが、素人の浅はかさで、取り組んでいる最中はいいけれど、それが日常につながってはいかない。日常に適用するのは、相当な修行が必要だ。そこでもっと手軽にできて、即効性のありそうな、いくつか実験をしてみようと思う。

実験1:お風呂で悪口を言いまくる

自分で言うのも何だが、私は職場では良い上司と思う。部下や同僚の悪口は言わず、とにかく忍耐強く、彼らの自尊心を傷つけることなくフォローに徹する。それはすさまじいストレスだ。介護中の母に接している時は、にこやかな娘だ。母の勝手なふるまいによって犠牲となってきた時間や金銭を考えると、怒りが頭に上ってくる。そう、私はええかっこしい。だから、お気に入りの入浴剤を入れて、その日あった嫌なこと全ての悪口をお風呂の中で言いまくって、それを流そう。もしかしたら、腫瘍も一緒に流されてくれるかもしれない。