カバサール2錠目ー花吐き乙女とともにー

カバサール2錠目服用翌日。疲れもあるのかもしれないが、一日、ベッドから動けず、ようやく夕方から動き始める。初回は2日間も寝込んだので、やや進歩か。とにかく服用翌日はむやみに動かぬことが良いらしいのと、服用時を寝入る直前にし、ゼリーなどと一緒に飲んで胃腸の負担を減らすことがコツのようだ。

それでも今回は漫画なぞを読む気力があったので、松田奈緒子さんの『花吐き乙女』を読む。私は信頼していた人間からの残酷な裏切りがプロラクチノーマの原因ではないか、と思っている。ことほど左様に誰かを想うことは苦しく、辛く、残酷だ。嘔吐ではなく、花を吐くという設定はあまりに美しく、せつなく、時にコミカルで、人はそれでも希望に向かって生きていって良いのだとのメッセージを受け取る。松田さんは、人が生きていくことの意味をあたたかく伝えてくれる、すばらしい作家さんだと思う。

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