どんなに強くとも女性の体は違う

治療が終わった後にも、頭に血がのぼるような、喉がつまるような、居ても立ってもいられない自律神経失調症のようなことが続いた。今も時々あるのだが、決まって元夫のさげすむような表情や言葉がよみがえる。同時に首のこりがひどく、整形外科にも通ったが、解決することはなかった。しかし闇の中に、必ず光はある。偶然に通った鍼が案外よいのではないかというカンをつかんだ。

どんなに強くとも、女性の体は男性より弱い。男性と同じように働き、同じようなメンタルで仕事を強制されれば、まず弱るのは生殖器だ。あなたの横でバリバリ働いている女性も、何かの疾患をかかえ、それでもがんばっているのかもしれない。

どうか若い世代は、女性の体が決して強くはないこと、同情は必要ないけれど理解は必要なこと、女性も30代を過ぎたら自分の体を自覚し、お互いに思いやりをもって無理なく働いていける社会がやってきてほしい。