それは30代から始まった

生理が終わっても、胸が張ることがつづき、ついに白い分泌物が出てしまったのが30代初でした。その時に血液検査をしていればよかったのでしょうが、近くに乳がんの名医がおり、精密検査をして、結果はシロ。乳腺炎という判断でした。もともとエキセントリックな性格ではありましたが、この頃から気分のアップダウンが強くなっていったように思います。

当時、非常勤職であった私は常勤職にどうしてもなりたかった。それは夫と別居をせずに済むということでもありました。厳しい道のりには業績を重ねるしかなく、当時は女性が常勤職を持つことも、今ほどの理解はありませんでした。ストレスはたまるばかりだったと思います。今思えば誰かに執着しすぎること、ストレスを解消することが下手なこと、無理をしてしまう性格は、この病の発火点になっているのかもしれません。