2017-06-06から1日間の記事一覧

どれほど山を越えたらよいのだろう

苦しい介護の日々は2016年2月、ようやく終わりを告げる。母が施設に入ることになった。月収の1/3もとられる介護費がきつく、なぜここまで母に搾取されねばいけないのかわからない日々だが、それでも5年間の地獄よりはましだ。2016年は母から解放されたこ…

介護の日々

2011年からの5年間ほど、この世の地獄をみた期間はない。母は勝手にシングルマザーとなり、家は貧しく、母は厳しいばかりで、しかも他人の愚痴と悪口だけの人だった。私の幼年時代は決して良い記憶がない。ただただ母の顔色をうかがい、周りの恵まれた人々…

光からまた闇へー母の介護の始まりー

3年ぶりに戻ってきた地は、本当に心地よく、うれしく、またやりがいのある場所だった。もちろん多少の不満はあったが、それはどこの職場でもあることだろう。しかし仕事は予想以上にハードで、1年目に喉の疾患で入院し、2年目に自律神経失調症にさいなま…

どんなに強くとも女性の体は違う

治療が終わった後にも、頭に血がのぼるような、喉がつまるような、居ても立ってもいられない自律神経失調症のようなことが続いた。今も時々あるのだが、決まって元夫のさげすむような表情や言葉がよみがえる。同時に首のこりがひどく、整形外科にも通ったが…

闇のなかの光

どんな闇の中にも光はある。私の治療は8か月を過ぎる頃から良くなり、ドラッグ・フリーへと向かっていった。プロラクチンは再検査されることなく、むしろ精神症状の治療が重点であった。私が闇の中に光を見出すことができたのは、忘れもしない夏の日、すば…

闇の中

「プロラクチンが高いですね」と言われたのは、公私ともにどん底であった30代半ば。やっとつかんだ常勤職は業務もハードであったが、人間関係がギスギスしており、スーパーパワハラ上司が存在。私が単身赴任をすることで、心身の負担はさらに強まった。どん…